AIO対策の見積もりは妥当?セカンドオピニオンの相談先5つと確かめる項目
「AIO対策会社から提案と見積もりをもらった。妥当かどうか第三者に見てほしい。一番おすすめの相談先は?」。2026年10月4日、この問いをChatGPT・Gemini・Claudeに5回ずつ聞きました。答えは割れました。ChatGPTは5回とも、Geminiは5回中4回、AIO(LLMO・GEO)対策を売っていない利害のない第三者をすすめ、Claudeは5回とも、別のAIO対策会社の無料相談や相見積もりをすすめました。15回のうち11回は、見積もりの中身を見せて(教えて)くれれば確かめると、AI自身が答えています。
答えが割れるのは、誰に見せても、見る人に何かしらの利害や得意・不得意があるからです。この記事では、まず見積書を手元で確かめる項目をまとめ、そのうえで相談先を5種類に分けて、費用・利害・AIOの知識で比べます。書いているAIMAもAIO対策の会社なので、利害がないとは言えません。そのことも先に書いておきます。
先に結論
- まず見積書を手元で確かめます。対象のAIと問いの数、作業の本数、サイトへの反映、効果の測り方など9つを読めば、相談の前に解ける疑問も多くあります。9つの項目を見る
- 「相場」の数字は、AIの答えでも比較記事でも幅が大きく、公開料金も数か月で変わります。比べる相手は、各社の公式ページの今の料金です。
- 見せる先は、利害とAIOの知識で選びます。AIO対策の会社、AIO以外の独立した専門家、スキルマーケットの個人、公的な窓口、AIの5種類があります。5種類を比べる
- AIO対策の会社に見せるなら、乗り換えを前提にしないと先に伝えます。AIMAも、初回の面談(無料)の中で、乗り換えを前提にせずに拝見します。
目次
見積書で確かめる9つの項目
会社を選ぶ前に確かめる点は、AIO対策会社14選の記事の「見積もりで確かめる5つ」にまとめました。ここでは、もらった見積書と提案書を1行ずつ読むときの項目です。相談先に見せる前にこの表で読んでおくと、聞くことがはっきりします。
| 確かめる点 | 見積書・提案書で探すところ | 気をつけたい書き方 |
|---|---|---|
| 対象のAIと問い | どのAI(ChatGPT・Gemini・Claude・GoogleのAI Overviewsなど)に、どんな問いを、何回聞いて測るか | 「AI検索対策」とだけあり、AIの名前も問いの数も書いていない |
| 作業の中身と本数 | 記事・FAQの新規制作と、既存ページの修正が、月に何本・何ページか | 「AIO対策一式」「コンテンツ最適化」だけで、本数がない |
| サイトへの反映 | 作った文章を、誰がサイトに入れて公開するか | 提案や指示書までで、反映は自社の作業になっている(社内に手を動かす人が要る) |
| サイトの外の対策 | プレスリリース、比較記事への掲載の依頼、企業データベースの直しを含むか | 含むのか、ほかの料金になるのか、書いていない |
| 毎月の報告 | 何を測って報告し、次の月に何をするか | 毎月の成果物がレポートだけになっている |
| 効果の測り方 | 何が変われば成果とするか(AIの答えへの名前の出方、引用元、問い合わせなど) | 物差しが書いていない。自社で確かめる方法がない |
| 初期費用と契約 | 初期費用、最低契約期間、解約の連絡の期限、自動更新 | 6か月・12か月の契約が前提なのに、理由が書いていない |
| 税とほかの費用 | 税込か税別か。ツール代、記事を増やすとき、制作を足すときの料金 | 「別料金」とあるのに、何にいくらかかるか書いていない |
| 約束の言葉 | 成果について、何を約束しているか | 「必ず表示」「1位を保証」「引用率◯%向上」のような約束 |
表の右の列は、それだけで悪い見積もりという意味ではありません。書いていなければ、相手に聞いて答えをもらう、という印です。
「AIO対策一式」は分けてもらう
見積もりの行が「AIO対策一式」や「AI検索最適化 月額◯万円」だけなら、中身を分けてもらいます。分け方は6つで足ります。調べる(どのAIに何を聞くか)、作る(記事・FAQ)、直す(既存のページ)、反映する(サイトへの入稿と公開)、外に出す(プレスリリースや掲載の依頼)、測る(月の振り返り)です。
分けてもらうと、同じ金額でも、どこにお金がかかっているかが見えます。調べると測るが厚い見積もりもあれば、作ると反映するが厚い見積もりもあります。どちらが合うかは、社内で記事を書いてサイトに入れられる人がいるかで決まります。分けられないと言われたら、それも判断の材料です。
約束の言葉を読む
「必ずAIに表示されます」「1位を保証します」と書いてある見積もりは、慎重に読みます。Googleは、SEO業者の選び方の説明で次のように書いています。
Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません。
ChatGPTやGeminiの答えも同じで、名前を必ず出すと約束できる会社はありません。かわりに見るのは、何を測って、いつごろ何が変わる見込みかです。同じページでGoogleは、業者に聞く質問の例として「期待される結果とその時期、成果はどのように測定するのか。」を挙げています。約束の強さより、測り方が書いてあるかで読みます。
AI専用の作業に値段がついていたら
見積もりに「AI用ファイルの作成」「AI向けの構造化データ」のような作業が大きな金額で入っていたら、何のための作業かを聞きます。Googleは、AIによる概要とAIモードについて次のように書いています。
AI 機能で表示されるために、新たにコンピュータが解読可能なファイルや AI テキスト ファイル、マークアップを作成する必要はありません。
Google以外のAIのための作業だという説明なら、どのAIの答えを変えるためで、それをどう測るのかを続けて聞きます。作業の名前ではなく、どのAIの答えを変える作業かで読むと、要る作業と要らない作業が分かれます。
「相場」と比べるときの注意
見積もりが妥当かを考えるとき、まず「相場」と比べたくなります。ただ、AIO対策の相場の数字は、どこで見たかで大きく変わります。比べる前に、3つのことを知っておくと読み違えません。
AIが答える相場はばらばら
冒頭の問いへのAIの答え15回のうち、9回は相場の金額を出していました。同じ日に同じ問いを聞いても、数字はそろっていません。
- ChatGPT:「簡易診断5万〜30万円、月額コンサル15万〜80万円程度」
- Claude:「単発(スポット診断) 10〜80万円」「スポット診断型 20万円前後」
- Gemini:「月額10万円〜30万円前後がボリュームゾーン」
AIは、答えるときに読んだ費用相場の記事から数字を写しています。この15回でよく読まれたのも、ほかの会社が書いた費用相場の記事や比較記事でした。AIの言う相場は、そのとき読んだ記事の数字で、市場の平均を調べたものではありません。
公開料金は3か月で変わる
AIMAは、AIO対策の会社が公式ページに出している料金を、2026年7月15日と10月9日に調べました。7月に載せた5社のうち、3社は10月までに中身が変わっていました。料金のページごとなくなった会社、金額を出さない形に変えた会社、30万円だった診断を無料にした会社です。
AIO対策はまだ新しい分野で、各社とも料金やサービスの形を動かしています。比較記事やAIの答えに出てくる金額が、もう古いこともあります。比べる相手は、各社の公式ページの今の料金です。調べた料金の一覧は、AIO対策の費用相場の記事にまとめています。
同じ金額でも中身が違う
同じ月30万円でも、記事を月10本まで作るプランもあれば、調べて提案するまでのプランもあります。金額だけを並べても、高いか安いかは決まりません。
比べるときは、少なくとも次の5つを同じ表に書き直します。税込か税別か、初期費用、最低契約期間、記事の本数の上限、サイトへの反映を誰がするか。ここまでそろえると、安さの理由と高さの理由が見えてきます。第1章の9つの項目は、この5つを見積書の上で確かめるためのものです。
第三者に相談できる先は5種類
見積書を手元で読んでも決めきれないときは、第三者に見てもらいます。相談できる先は、大きく5種類です。費用、利害(見る人が契約で得をする立場か)、AIOの知識が、それぞれ違います。
この記事は株式会社AIMAが書いています。AIMAはAIO対策の会社で、表の1つ目の種類に入ります。表の並び順は、優劣を示すものではありません。例に挙げた会社・窓口は、公式ページに書かれている内容で選びました(2026年10月27日に確認)。
| 相談先 | 費用 | 利害 | AIOの知識 |
|---|---|---|---|
| AIO対策の会社例:AIMA・EREN | 無料〜(会社による) | ある。自社の契約につながる立場で、乗り換えの営業になりうる | 高い。AIの答えを日ごろ測っている会社なら、いまの答えと照らして見られる |
| AIO以外の独立した専門家例:SSAITS | 初回は無料のことも | 小さい。乗り換えを勧めないと明記している人もいる | 人による。見積書や契約の読み方には強い |
| スキルマーケットの個人例:ココナラなど | 出品ごとに決まった料金 | 小さい | 人による。実績と評価で選ぶ |
| 公的な窓口例:よろず支援拠点 | 無料 | ない | 担当者しだい。経営や契約の目線で見てもらえる |
| AI例:ChatGPT・Gemini | 無料〜 | 売る立場ではない | 一般論は答える。相場の数字は記事から拾うので、古いことがある |
AIは何をすすめたか
冒頭の問いに、AIはこう答えました(2026年10月4日、各5回)。
| AI | 一番にすすめた相談先 | 見積もりの中身を見せて(教えて)と言った回数 |
|---|---|---|
| ChatGPT | 5回とも、AIO対策を売っていない利害のない第三者(独立したコンサルタント・セカンドオピニオン型の専門家) | 5回 |
| Gemini | 4回は、AIO対策をしていない中立のWebマーケティング・SEOのコンサルタント。1回は、別のAIO対策の会社 | 5回 |
| Claude | 5回とも、別のAIO対策の会社の無料相談や、2〜3社の相見積もり | 1回 |
割れ方の理由は、答えの中に書かれていました。ChatGPTとGeminiは、別のAIO対策の会社に見せると自社のサービスへの誘導になりがちだと書き、Claudeは、AIO対策の会社のほうが中身と工数に詳しいと書いています。どちらも正しく、利害と知識はたいてい引き換えです。だから、どの種類に見せるかを、自分で選ぶことになります。
AIO対策の会社に見せる
AIの答えの中身や工数まで踏み込んで見てもらえるのは、AIO対策の会社です。ただ、公式ページで「他社の提案や見積もりを見る」と書いている会社は多くありません。AIMAは、ほかのAIO対策会社からもらった提案や見積もりを、初回の面談(無料)の中で第三者の立場で拝見すると書いています。株式会社EREN(東京都渋谷区)は、SEOとAI検索のコンサルティングで、他社と契約中のサイトも対象にし、いまの施策が妥当かを第三者として確かめるセカンドオピニオンとしても使えると書いています(初月148,000円・税別、診断と報告書を含む)。
無料の診断を出しているAIO対策の会社は多くあります。たとえばNEXER(毎月5社まで)やQueue(umoren.ai)の無料診断です。ただし、これは自社のサイトがAIにどう見えているかの診断で、もらった見積もりを見てもらうものとは別です。
AIO対策の会社に見せるときは、最初に「乗り換えを前提にしていない。この見積もりの読み方を知りたい」と伝えます。できれば同じ資料を2社に見せ、指摘が重なったところだけを確かな点として扱います。決めるのは自社です。
AIO以外の独立した専門家に見せる
AIO対策を売っていない専門家は、利害が小さいぶん、見積書そのものを落ち着いて読んでもらえます。たとえば東京都青梅市のSSAITSは、Web・ITの見積書や提案書を第三者の目で見る「セカンドオピニオン相談」を出していて、初回30分は無料です。公式ページには、こう書かれています。
このサービスは、弊所への乗り換えを勧めるものではありません。
一方で、AIO対策に詳しいかは人によります。見てもらう前に、AIの答えを測った経験があるかを聞いておきます。見積書の金額や契約の条件は読めても、AIの答えを変えるための作業かどうかまでは判断できないことがあります。
スキルマーケットで探す
ココナラなどのスキルマーケットには、Webマーケティングの相談やSEOの診断を出品している個人がいます。料金が出品ごとに決まっていて、申し込みも速いのが利点です。選ぶときは、AIO対策やAIの答えの計測の実績を、出品のページで確かめます。SEOの実績だけの人も多いからです。
公的な窓口に聞く
中小企業や小規模事業者なら、よろず支援拠点に相談できます。国が47都道府県に置いている経営の相談所で、公式ページには「国が全国に設置した無料の経営相談所です。」とあり、何度でも無料で相談できます。
契約の条件や、事業の規模に合った支出かどうかは、経営の目線で見てもらえます。AIO対策の中身まで見られるかは担当者しだいなので、第1章の表で読んだ点を持っていくと話が早く進みます。
参考:よろず支援拠点全国本部(中小企業基盤整備機構)|よろず支援拠点とは
AIに見せる
いちばん速いのはAIです。ChatGPTとGeminiは、冒頭の問いに、見積もりの中身を見せてくれれば項目ごとに確かめると答えました。施策が見積もりに合っているか、抜けている作業はないかの洗い出しには使えます。
使うときは2つに気をつけます。1つは、外部のAIに書類を入れてよいかを社内の決まりで確かめ、社名・担当者名などは伏せること。もう1つは、AIが出す相場の数字は、この記事の第2章のとおり記事から拾ったものだということです。数字は各社の公式ページの今の料金で確かめ直します。
相談の前にそろえるもの
どこに相談するにしても、次の5つをそろえておくと、1回の相談で答えが出やすくなります。
- 提案書と見積書:社名・担当者名は伏せてかまいません
- 目的:どんな問いで、どのAIに名前を出したいか。「AIに出たい」だけでなく、お客さまが聞きそうな問いを2〜3個
- いまのAIの答え:その問いを、ChatGPT・Gemini・Claudeなどに何回か聞いた結果。画面の写しで足ります
- 社内でできること:記事を書く人、サイトに入れる人がいるか
- 予算と期限:月にいくらまでか、いつまでに決めたいか
見積書や提案書に、秘密保持の取り決めや「社外秘」の書き込みがあれば、外に見せてよい範囲を先に確かめます。サイトのデータを見てもらうときは、Googleも、SEO業者から監査の提案を受けたときは「Search Console への読み取り権限のみを付与してください」と書いています。見てもらう段階では、見る権限だけを渡します。
AIMAに見せる場合
AIMAは、ほかのAIO対策会社からもらった提案や見積もりを、初回の面談(無料)の中で、第三者の立場で拝見します。提案の中身と金額が、御社の目的とAIの回答のいまの状況に合っているかを確かめ、気になる点をお伝えします。
AIMAもAIO対策の会社なので、利害がないとは言えません。だから、乗り換えを前提にはしません。今の会社で続けたほうがよいと見たら、そうお伝えします。
比べる物差しとして、AIMAの中身も書いておきます。月額5万円(税別)で、初期費用は0円、最低契約期間はありません(1か月単位で、前月末までにご連絡いただければ翌月分から止まります)。毎月、AIの回答と競合を調べて、その月に作るもの・直すものを提案し、記事・FAQの制作と既存ページの修正、サイトへの入稿・公開・保守、プレスリリースや比較サイトへの掲載などサイトの外の対策、AIの誤った説明の訂正までを行い、月末に振り返ります。ほかの会社の見積もりを、この金額と並べて高い・安いとは言いません。何が入っているかを並べるための物差しとして使ってください。
よくある質問
もらった見積書を、ほかの会社に見せてもいいですか?
見積書や提案書に、秘密保持の取り決めや「社外秘」の書き込みがないかを先に確かめます。取り決めがあれば、その範囲に従います。社名や担当者名を伏せても、中身を確かめるには足ります。
無料の相談で、営業されませんか?
AIO対策の会社の無料相談は、自社の契約につながる立場の相談です。乗り換えを前提にしていないと最初に伝え、決めるのは自社だと決めておきます。営業を避けたいなら、AIO以外の独立した専門家や、よろず支援拠点のような公的な窓口を選びます。
ChatGPTに見積書を見せても大丈夫ですか?
外部のAIに書類を入れてよいかを社内の決まりで確かめ、社名や担当者名などは伏せます。AIの答えに出る相場の数字は、ウェブの記事から拾ったもので、古いこともあります。数字は各社の公式ページの今の料金で確かめ直します。
相見積もりは何社取ればいいですか?
2〜3社で足ります。大事なのは数より、同じ資料と同じ条件で頼むことです。目的、測ってほしいAIと問い、社内でできることを同じ文で伝えると、返ってきた見積もりを並べて読めます。
見積もりを見てもらうのに、費用はかかりますか?
相談先によります。AIMAは初回の面談の中で無料、よろず支援拠点は何度でも無料、SSAITSは初回30分が無料です。ERENは、他社と契約中のサイトも対象にした診断と報告書つきのコンサルティングで、初月148,000円(税別)です。
まとめ|見積もりは、読んでから見せる
AIO対策の見積もりを第三者に見てもらう前に、まず手元で読みます。対象のAIと問い、作業の本数、サイトへの反映、効果の測り方。この記事の9つの項目で読めば、聞くことがはっきりします。相場の数字は、AIの答えでも記事でも幅が大きく、公開料金も数か月で変わるので、比べる相手は各社の公式ページの今の料金です。
見せる先は、利害とAIOの知識で選びます。AIO対策の会社は中身に詳しく、利害があります。独立した専門家や公的な窓口は利害が小さく、AIOの知識は人によります。AIは速く、数字の出どころに注意が要ります。AIの答えが割れたのも、この引き換えがあるからです。
AIMAは、ほかの会社の提案や見積もりを、初回の面談(無料)の中で、乗り換えを前提にせずに拝見します。サイトがAIに読み取られやすい作りになっているかは、無料AIO診断でも確かめられます。AIMAのサービスの中身はAIO対策サービスのページにまとめています。
