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OpenAI、AI投資を「成果1件あたりの費用」で測る5原則を公開

OpenAI、AI投資を「成果1件あたりの費用」で測る5原則を公開
3行でわかる
  • OpenAIが、企業のAI利用と費用を管理する5つの実践策を公開した
  • トークン単価ではなく、採用できる成果1件あたりの総費用を測るよう勧めている
  • 利用状況、品質、人の確認、リスクを見て、価値が証明された業務へ投資を広げる

何が発表されたか

OpenAIは2026年7月14日、企業がAIへの投資を管理するための5つの実践策を公式サイトで公開しました。対象は、AIを短い会話だけでなく、長く続く複数工程の仕事へ使い始めた企業です。

5つの実践策は、①利用量と費用を見えるようにする、②成果を基準にモデルの効率を比べる、③高度な業務を広げる前に管理ルールを決める、④繰り返すほど価値が積み上がる業務へ投資する、⑤証明された需要に処理能力を合わせる、という内容です。

OpenAIは、GPT-4からGPT-5.4までに100万トークンあたりの価格が97%下がったと説明しています。一方で、価格が下がっただけでは、会社に価値が生まれたかは分からないとも指摘しています。

費用は「使った量」だけで判断しない

まず必要なのは、誰が、どの製品やモデルを、どれくらい使い、何の仕事に使ったかを確認できる状態です。請求額が増えても、それだけでは無駄なのか、役立つ実験なのか、会社に欠かせない業務へ育っているのかを判断できません。

モデルを比べるときも、安いトークン単価だけを見るべきではないとOpenAIは説明しています。安いモデルでも、失敗ややり直しが増え、人の修正が多くなれば、最後まで仕事を終える費用は高くなることがあります。

そのため、実際の仕事と難しい例を使って合格基準を先に決め、モデルとツールの利用料、試した回数、完了率、待ち時間、人が確認する時間まで含めて測ります。問い合わせ対応なら解決した案件1件、開発なら審査に通った変更1件など、採用できる成果1件あたりの費用を見る考え方です。

価値が証明された業務から広げる

AIが社内システムを操作するようになると、費用だけでなく管理も重要です。OpenAIは、AIが使える情報、接続できる道具、実行できる操作、危険度が高い操作を誰が承認するかを、規模を広げる前に決めるよう勧めています。

投資先は、日常の生産性向上、部門ごとに繰り返す業務、会社独自の情報を使う重要な業務に分けて考えます。特に、何度も発生し、担当者が明確で、品質・リスク・事業価値を測れる業務が有力だとしています。

試す段階ではAIが仕事をこなせるかを確認し、次に代表的な事例で品質を検証します。本番では、接続、管理、安定運用、社内への定着に必要な費用を出します。最初から全社へ大きく広げるのではなく、価値が数字で確認できた仕事に、製品や処理能力を合わせていく流れです。

なぜ仕事や会社に重要なのか

AIの費用が増えたとき、「使いすぎだから止める」「単価が安いモデルへ替える」だけでは、本当に価値のある仕事まで止めるおそれがあります。逆に、利用量が多いだけで成果を見なければ、失敗や人の修正にかかる費用を見落とします。

会社で始めるなら、まず重要な業務を1つ選び、合格する成果の条件を決めます。そのうえで、成果1件にかかったAI費用、やり直し回数、人の確認時間、短くできた作業時間を記録します。これなら、AIへの投資を感覚ではなく仕事の結果で判断できます。

ただし、この5原則はOpenAI自身が公開した考え方です。すべての会社や製品に同じ方法がそのまま当てはまると証明されたものではありません。自社の業務、使うAI、守るべき情報に合わせて評価項目と承認ルールを決める必要があります。

※ 本記事は公開時点の一次情報にもとづいています。最新の状況は出典をご確認ください。

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監修者 水間 雄紀

監修者:水間 雄紀

株式会社AIMA 代表取締役

1986年和歌山県生まれ、近畿大学卒。金融機関、経営コンサルティング会社を経て、2018年にコンテンツ制作の専門会社である株式会社circlizeを創業。2024年、ラグザス株式会社に事業譲渡。現在は株式会社AIMAにてAI×マーケティング事業に従事し、株式会社ラグザス・クリエイトでコンテンツの品質管理責任者を務める。

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