AIアシスタントに継続記憶を追加する「Adaptive Recall」公開

- AIツールにセッションをまたぐ記憶を追加する「Adaptive Recall」が公開されました。
- MCPとREST APIに対応し、保存・検索・更新・削除など8種類の操作を提供します。
- 無料プランでは500件の記憶を保存でき、1分あたり20回まで利用できます。
何が発表されたか
AIアシスタントに継続的な記憶を追加するサービスAdaptive Recallが公開されました。AIとの会話が終わった後も、利用者が保存した情報を次の会話で呼び出せる仕組みです。公式サイトでは、AI向けツールを開発するAI Apps APIが運営元として案内されています。
AIは通常、新しい会話を始めると、前の会話で決めたことを十分に引き継げない場合があります。Adaptive Recallは外部の記憶場所として動き、AIが必要な情報を保存し、後から検索できるようにします。
MCPとREST APIの両方に対応
公式文書によると、AIツールと外部サービスをつなぐMCPと、一般的なHTTPSのREST APIに対応しています。MCPに対応するClaude Code、OpenAI Codex、Gemini CLIでは、接続先とAPIキーを設定することで利用できます。MCPを使えないアプリからはREST APIで接続できます。
用意されている操作は8種類です。情報の保存、検索、更新、削除に加え、関連情報をたどるグラフ、利用状況の確認、保存内容のまとめ、開発元への意見送信があります。接続時にはBearer方式のAPIキー認証を使います。
無料枠は500件、月額プランも用意
無料プランでは500件の記憶を保存でき、利用上限は1分あたり20回です。保存情報の整理処理は12時間ごとに行われると説明されています。クレジットカードなしで登録できる案内もあります。
有料のStarterプランは月額19.99ドルで、保存上限は5,000件、利用上限は1分あたり60回です。さらに保存数や処理回数が多いPro、Businessプランも用意されています。料金や上限は今後変わる可能性があるため、導入時には公式ページで確認が必要です。
なぜ仕事に重要か
会社でAIを使うとき、案件ごとの決まり、文章の書き方、過去の判断などを毎回説明するのは手間です。継続記憶を使えば、必要な情報を外部に保存し、別の作業や次の会話でも呼び出せます。複数回にわたる調査や開発、引き継ぎの多い仕事で、説明の繰り返しを減らせる可能性があります。
一方、公式文書にはAPIキーで接続する方法は示されていますが、会社の機密情報を何でも保存してよいとは限りません。導入前に、保存場所、利用規約、削除方法、自社の情報管理ルールを確認し、まずは秘密ではない情報で試すことが大切です。サービス側の説明だけで安全性を決めず、自社で確認する必要があります。
※ 本記事は公開時点の一次情報にもとづいています。最新の状況は出典をご確認ください。
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監修者:水間 雄紀
株式会社AIMA 代表取締役
1986年和歌山県生まれ、近畿大学卒。金融機関、経営コンサルティング会社を経て、2018年にコンテンツ制作の専門会社である株式会社circlizeを創業。2024年、ラグザス株式会社に事業譲渡。現在は株式会社AIMAにてAI×マーケティング事業に従事し、株式会社ラグザス・クリエイトでコンテンツの品質管理責任者を務める。
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